私がマチュピチュに行っている間にボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞していたようですね!
まずは、おめでとうございます!と届かぬお祝いを言いたいです。
しかし、驚きですね。
私は文学に詳しいわけではありませんが、ボブ・ディランが文学という分野にて評価を受けているとは思ってもいませんでした。
プロテスト・ソングの草分けで、しゃがれ声で弾き語る姿は非常にカッコいいものですが、同時に歌詞は洗練された感じはなく、ちょっとダサいかな(失礼)とも思っていました。
ボブ・ディランの友人でもあったポール・サイモン(サイモン・アンド・ガーファンクル)はシニカルで時にきれいな詩を書くアーティストですが、「A Simple Desultory Philippic」という曲の中でボブ・ディランのことを「脳みそが小さくて、詩のことはからっきしだ」とけちょんけちょんにこき下ろしていましたね(汗
しかし、恐らく今回のノーベル文学賞については詩のテクニックや美しさよりも、実際に与えた影響を考慮されたのでしょう。
実際、ボブ・ディランの「風に吹かれて」や「ライク・ア・ローリングストーン」、「ノッキン・オン・ザ・ヘヴンズ・ドア」などの代表曲はカバーされたりスンスパイアされたりと多大な影響を与えていますよね。こうして、ミュージシャンの書く詩が文学として評価されていくのはいいことだなと思います。