DJI Mavic と GoPro Karma を比べてみた

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発表されたDJIの小型折り畳みドローン「Mavic」

 

9月20日頃(だったかな?)にアクションカメラの王道ブランドであるGoProから折り畳み式のドローン「Karma」が発表され、個人的にすごく盛り上がったのですが、それに一週間くらい遅れてドローンのトップシェアを誇るDJIから新しい小型の折り畳みドローン「Mavic」が発表されました。
タイミング的には完全にGoProにかぶせた形になり、DJIは新しいライバルを潰す気満々な印象を受けます。

どちらも小型軽量を売りにしているので、ライバルになること必至ですね。
私もそろそろ観光業のプロモーションビデオなどを作ってみたいと思っていたので、ドローンの購入も考えていたところにいきなりこの魅力的な2機種が発表され、嬉しいやら、逆に困るやらです。

購入自体は来年以降になりますが、今のうちから何を買うか考えておきたいので、以下に個人的に気になるポイントを比較してどっちが候補か決めたいと思います。

私がドローンに求めること

小型で高性能であること、これが一番の条件です。
小型と高性能はそもそも相反するので、どこかで折り合いをつけなければなりません。

例えば、私はHP用の写真はミラーレスカメラのSony NEX-5nを使用しています。
もうだいぶ型落ちなのでそろそろ買い替えを考えていますが、それでも同じSonyのEマウントのAPS-Cサイズのカメラを選ぼうと思っています。
一眼レフは大きすぎて、山や旅行では持て余してしまうサイズですが、ミラーレスカメラは本体が小さいので持ち運びが非常に楽です。
センサーサイズも一般的な一眼レフと同じサイズなので、画像の解像度も良いので、観光用の風景写真を撮るには何の不足もありません。

ドローンについても、撮影した居場所は遺跡や高山、ジャングルなどなので、もしDJI Phantomなどを持って行くとしたら、ドローン運搬のために専用のスタッフを連れて行かないといけないような大荷物になります。
ですから、小型・軽量は購入に至る大きなポイントです。

高性能というのは、ドローンについてそんなに知らないので漠然と画質、操縦性、頑丈さなどを考えています。
壊れにくく、多少の悪条件でもしっかり飛んでくれるドローンでないと、ハードな場所での取材には使えないでしょう。

では、この点を踏まえてKarmaとMavicを比較してみましょう。

ちなみに両機種の仕様は以下のページで見ることができます。

GoPro Karma 仕様
DJI Mavic 仕様

サイズ・携帯性ではMavicに軍配

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最初にGoProのKarmaの発表ビデオを見たときはその小ささと折り畳みのギミック、専用バックパックで持ち運べる手軽さに驚きました。
ビデオの中でも「今日はKarmaを持って行こうかと悩むのではなく、どうして持って行かないんだと言えるような」手軽さを強調していました。

しかし、続けてDJIのMavicが発表されると、その時の驚きは吹き飛び、「Mavicすげぇ!」ってなってしまいました。
だって、折り畳みのギミックも畳んだ後のサイズもMavicの方が素晴らしかったから!

サイズは以下がメーカー発表の数値です。

折り畳み時のサイズ
Karma: 
長さ: 365.2mm
幅: 224.3mm
厚み: 89.9mm
重量: 1006g (カメラ含まず)

Mavic:
長さ: 198mm
幅: 83mm
厚み: 83mm
重量: 743 g (ジンバルカバーを含む)

 

このサイズの違いはかなり大きいですね。
単純に直方体の寸法としてとらえて、長さ×幅×高さで体積を計算すると、KarmaはMavicよりなんと5.4倍も体積が大きい計算になります。
もっとも、どちらも単純な四角形の直方体ではないため正確な値とはなりませんが、それでもMavicがKarmaよりもかなりコンパクトであることが分かります。
(Karmaはプロペラ部分がはみ出て長さがある分、嵩張る印象です)
専用ケースで見てもそのサイズ差は大きく、Mavicは小さめのショルダーバッグのようなケースですが、Karmaは20リットルのバックパックくらいのサイズはありそう。
Mavicのビデオではペットボトルくらいのサイズって言ってたけど、さすがにそれは都合の良い表現な感じもして、もう一回り大きいんじゃないかな。

重さはKarmaの方が250g程度重く、カメラいGoPro Heroなどを取り付ければその分さらに重たくなります。

ということで、サイズや携帯性からみるとMavicが圧勝です。

機体の性能もMavicの勝利

次は機体の性能です。
いくつかの分野で比較してみましょう。
最大飛行時間
Karma: 20分
Mavic: 27分(通常の使用条件で21分との表記あり)

最大距離
Karma: 3km
Mavic: 7km(日本では4km)

最高速度
Karma: 時速56.327 km(35mph)
Mavic: 時速64.8 km(スポーツモード使用時)

最高高度
Karma: 4,500m
Mavic: 5,000m (海抜)

 

どの要素を取っても、大体Mavicの方がスペックが高いですね。
飛行時間についてはHPの記載がよく分からないのですが、若干Mavicの方が電池長く持ちそうです。
大きく違うのは最大距離、つまりどこまで遠くに飛ばせるかです。
Karmaは日本版でもアメリカ版でも3㎞がリミットですが、Mavicは海外版は7㎞とかなり遠くまで飛ばすことができます。
(日本版は電波法の問題で4㎞に制限されたようですね)

あと高度についてですが、Mavicの方は海抜表記で最大運行高度が記載されていますが、Karmaの方は海抜という表記はないので厳密に比べられるかはわかりません。
しかし、私はアンデス山脈で暮らしているため、この高度は結構重要です。
クスコ周辺には6000メートル級の山があり、それを上から撮影しようと思ったら、運航可能な高度は高い必要があります。
ただ、あくまで予想ですが、少し限界高度を越えたところでドローンは落ちたりしないんじゃないかと思ったりします。

 

ということで、ドローンの基本性能もMavicの勝利と思われます。

Mavicのセンサー類も魅力

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MavicにはKarmaには搭載されていない、自動制御用のセンサーが沢山あるようです。
HPの表記では次のように説明されています。

FlightAutonomy(フライトオートノミー)は、障害物回避や高精度なホバリングを可能にするシステムです。システムには、5つのカメラ、GPSとGLONASSに対応したナビゲーションシステム、超音波距離計測センサー、冗長性を備えたセンサー、24個のプロセッサーが含まれます。

KarmaのHPにはセンサ類についての言及はないため、Karmaは仮にフライト用のソフトウェアがアップデートされたとしても、衝突回避や高度を維持するような自動操縦の機能が追加されることはなさそうです。
Mavicはセンサ類の働きにより、より簡単な操縦を楽しめそうですね。

またMavicはGPSに対応しているのも大きな利点と思います。(カメラではなく、自動操縦の位置把握のためのGPSと思われる)
GoProはカメラもGPSに対応していないですが、いつになったらGPSを搭載してくれるのでしょうか。

 

Mavicは室内で撮影するためのトライポッドモード(三脚モード)というゆっくりと安定した飛行をするモードや、自撮りの時に便利なジェスチャーモードなどソフトウェア面でもKarmaよりかなり優れている印象です。
Mavicを買ったら、集合写真様に三脚を立てる必要はなくなるかもしれない? パーティー時の集合写真には盛り上がること間違いないですね。

コントローラーは好み次第?

左がKarma、右がMavicのコントローラー
左がKarma、右がMavicのコントローラー

コントローラーは両社で大きく違っています。

GoPro Karmaは化粧用のコンパクトのような形、もしくはNintendo 3DSを太くしたようなデザインで、Dji Mavicとの大きな違いは画面となる液晶モニタが付属している点です。
ゲーム感覚でコントロールしやすそうですが、見たところ結構大きく、625gと重たいのが難点でしょうか。

対するMavicのコントローラーは液晶が付いておらず、自前のスマートフォンと接続して使用することになります。
また、別売のDji Goggles(ゴーグル)を被って飛ばすことも可能なようですが、恐らくそれを買うことはないかな。

Mavicのコントローラの重量は記載がないのでわかりませんが、恐らくコントローラもMavicの方が軽量・コンパクトな感じがしますね。
ただ、画面がジョイスティックより下に来る設計は果たして操縦しやすいのでしょうか。
タッチパネルを多用するのであれば、画面に指が伸びやすいからいいのかもしれません。

 

Karmaの良さはGoPro Heroをメインとしたパッケージング

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ここまでKarmaにはいいとこなしのように書いてしまいましたが、率直なところドローンとしてはDJI Mavicの方が優れているような印象です。
Karmaを選ぶユーザーは、これまでGoProを使ってきた人が主になるのではと予想します。

Karmaのパッケージには手持ちのスタビライザーも含まれています。
というか、ドローンのジンバルを取り外して、Karmaグリップというグリップに取り付けるとそのままスタビライザーとして使用できるという仕組みです。
このジンバルごと取り外してしまうという発想がGoPro製品らしい感じがしますね。
もしかしたらGoProにとってKarmaはGoPro Heroの新しいマウントのような位置づけなのかもしれません。

GoPro Heroをよく使う動画製作者やユーチューバーは、KarmaからGoProをさっと外してすぐにそのままコメント動画を撮影するなど、スムーズに作業を進められそうですよね。
この手持ちのスタビライザーは、仮にKarmaのドローンを購入しなかったとしても手に入れたい製品です。

またGoProは新しいHero5を発表しましたが、カバーなしでも防水機能がついていたり、やっと手振れ補正が搭載されたりと着実な進歩を遂げたので、そのHero5を飛ばせるというだけで価値があるのかもしれないですね。
(しかし相変わらずGPSは搭載されていないようですが)

あと、カメラがかなり機体の前の方に付いているので、プロペラの映り込みがないというのはKarmaの利点ですね。

 

総括:今のところDji Mavicが良さそう

上記まで考えてきて、今のところ私にはDji Mavicの方が向いていそうです。
ドローン初心者なので、飛ばしやすい機体は魅力ですし、なんたって軽くてコンパクトです。
このサイズのドローンなら他の撮影機材と一緒に気軽に持ち出せてすぐに使うことができます。

しかし、まだカメラの比較という肝心な部分を考えていません。
スペック上はGoPro5と比較することが可能ですが、スペックだけではなく作例が沢山公開されてから考えたいなと思っています。

もしMavicをゲットしたら、あちこちの遺跡や観光スポットでドローンを飛ばしまくります!

 

 

脱サラしペルーに移住。
仕事と趣味にのんびりと生きる。

投稿者: Jorge

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DJI Mavic と GoPro Karma を比べてみた”に対して2件のコメント

    dasamba

    (2016年11月2日 - 9:28 AM)

    こんにちは私はphantom3を持っていてまさに同じようにGoProとdjiをずっと見比べています。
    ドローンとしての性能は断然mavicかと思います。素人も私にはポジショニングセンサーはあると無しではかなり違いました。

    ただカメラについてはphantom3proでもノイズ問題が出たりと結構苦労いたしました。

    mavicの実機レポートが出てくるまで待つのが良いかなと思っております。

      Jorge

      (2016年11月14日 - 9:38 AM)

      やっぱりMavicの方が使いやすそうですよね。GoPro Karmaはリコールが出て、全機払い戻しになったようですね。ちょっとかわいそうになってきました。もしかしたらGoProはもうドローンを出さなくなったりして?なんて思っちゃいます。

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